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先日、年に1度の郷土菓子作り体験「朴葉巻きを作ろう」を開催しました。
毎年、県内外からお越しいただいています。

木曽の「朴葉巻き」とは、家に植えてある朴の木の葉をとり、田んぼで収穫した米をを水車で挽いて米粉にし、畑で収穫した小豆をあんこにして包み、朴の木の葉で巻いて、蒸し器で20分ほど蒸したもので、田植えや農作業の合間に食べていたものです。

昔は木曽の各家庭で6月下旬から7月にかけて、たくさん作っていた「朴葉巻き」。今では和菓子屋さんで購入するものになっています。年一回でも自分の手で餅から作り、作り方や昔の暮らしのことなどを若い世代や地域外の人に伝えていけたらと思い、毎年開催しています。

講師は、木曽おもちゃ美術館ふるさと体験の塩澤さんです。昔はどんな食べ方で、作り方だったのか?を地域の方から見聞きして作った紙芝居を見ながら、「朴葉巻きとは何たるか?」を学んだあと、自分で米粉を練り、あんこを包み、朴葉で包んで蒸して作り、お持ち帰りしていただきました。

蒸している時間も「朴葉巻き」を食べながら、「朴葉巻き」談義をしたり、なかなか食べる機会がない蒸したての「朴葉巻き」を食べたり、そんな何気ない時間もとても楽しい時間です。

改めて作るととても手間のかかる郷土菓子ではありますが、プラスチックや添加物を使わないとてもエコで身体に優しいお菓子です。

この講座ではレシピ付き、動画付きなので、講習後は各家庭で作っていただけたらうれしいです。

毎年6月から7月上旬くらいまで、木曽地域の道の駅や和菓子屋さんで販売されていますので、木曽路をドライブしたり、町歩きしながら、初夏の風物詩をお楽しみください。

毎年、木曽おもちゃ美術館でも「朴葉巻き作り体験講座」開催されています。
詳しくは @kiso_toy_museum までお問合せください。

写真:kana 文:eriko

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