木曽の郷土食の達人から学ぶ ー手作りこんにゃく編ー
2019年1月10日
ふらっと木曽にて、「こんにゃく芋からつくる手作りこんにゃく」講習会が行われました。
先生は、木曽の郷土食の達人の野口さんです。
こんにゃく芋の育て方。作り方。食べ方。保存方法。を聞いた後、
皆で実習し、最後は参加者の皆様で野口さんが作った手作りこんにゃくを皆で食べました。
まずは、育て方から。
こんにゃく芋を育てるのはとても時間・手間がかかるということです。
・3年たってやっと食べられる芋に育つ。
・長野県特有の冬の寒さで凍みてしまわないように保管しないといけない。
・連作ができないので場所を変えないと育たない・
etc・・・
ということです。
あと忘れちゃいけない、こんにゃく芋は生で食べると病院行きだそうです。
昔の人はどうやって、こんにゃく芋を食べるところまで開発したのか??
すごく気になります。
そして、実際に実習です。
簡単に説明すると、、
①芋を洗い、茹でて、ミキサーにかけてよく混ぜます。
ポイントは水加減だそうです。
②炭酸ソーダを入れて、手早く混ぜると、化学反応をおこします。
そうすると、よく見るこんにゃくのようにプルプルになります。
③それを、型にとり茹でて、水にさらして灰汁をとると、出来上がりです
化学実験のようで皆さま、とても楽しそうに作ってらっしゃいました。
そして、最後に一緒に食べた、手作りこんにゃくの味は
何にも代えがたい、ぷるぷる食感でとっても美味しかったです!
酢味噌・わさび醤油で「刺身こんにゃく」でもよし。
少し焼いて、赤味噌だれで「でんがく」もよし。
とりあえず、何でも美味しいです。
また、このような工程を知ることができたので、
もし、旅先で手作りこんにゃくに出会うことがあったら
大切に育てられたこんにゃく芋に思いを馳せながら、、
また生産者の方をリスペクトしながら、、
有難く食したいと思います。
ちなみに、洗ったこんにゃく芋は、とても不思議な形です。